ストレングスファインダーをやってみたけど『で、何すればいいの?』という人へ|最初の3ステップ

診断結果を手にしたけど、何をすればいいか分からない…その悩みは多くの人が抱えています
ストレングスファインダーを受けて診断結果が出たものの、「で、何すればいいの?」と戸惑っていませんか?
自分の強みや資質が数字で可視化され、34個の資質の中での順位も明確になる。そこまでは良いのですが、その後どう生活や仕事に活かせばいいのか、具体的な行動が見えてこないというのは珍しくありません。
実は、診断を受けて終わりではなく、そこからが本当のスタートです。多くの人が結果を眺めるだけで終わってしまい、本来得られるはずの成長機会を逃しています。
この記事では、ストレングスファインダーの診断結果を「自分を知る」から「実際に活かす」へ導く最初の3ステップをお伝えします。これらのステップを踏むことで、あなたの強みは単なる自己認識の道具から、人生や仕事を変える実践的な力へと変わります。
ステップ1:診断結果を「理解する」―自分の上位資質を腑に落とす
単なる結果の眺めから、深い理解へ
診断結果が返ってきたら、まず最初にすべきことは上位5つの資質を深く理解することです。
多くの人は、自分のトップ5資質の名前を見て「へえ、そうなんだ」と受け流してしまいます。しかし、ストレングスファインダーの価値は、その資質がどのような場面で、どのように機能するのかを理解することにあります。
例えば、あなたの上位資質に「達成欲」があるとします。これは単に「頑張り屋」という意味ではありません。達成欲を持つ人は、毎日何かを成し遂げることに充実感を覚える特性を持っています。だから、退職後の充実感の喪失感や、プロジェクトが終わった直後の空虚感を強く感じる傾向があるのです。
自分の行動パターンを資質で解釈する
理解を深めるために、以下の質問を自問してみてください:
「この資質は、私の日常生活でどんな時に現れているか?」
例えば、上位資質に「コミュニケーション」がある場合:
- 新しいプロジェクトの説明は、自分から進んで説明したくなる
- 情報をため込まず、すぐに誰かに話したくなる
- グループでの発表会では、自然とストーリーを組み立てている
このように、資質が実生活でどう現れているかを具体的に観察することが、次のステップへの準備になります。
また、診断結果に含まれる各資質の説明文は何度も読み返すことをお勧めします。一度の読み込みでは気づかない、自分への当てはまりに気づくことがあります。
ステップ2:上位資質の「相乗効果」を発見する―複数の資質の組み合わせから真の強みを見つける
1つの資質だけでなく、複数資質の組み合わせに注目
ステップ1で上位資質の理解を深めたら、次は複数の資質がどのように組み合わさっているかを観察します。
実は、あなたの本当の強みは、単一の資質ではなく、複数の資質の相乗効果によって生まれることが多いのです。
具体例を挙げます:
「目標志向」と「達成欲」がトップ5にある場合
- 単なる目標指向型ではなく、「明確な目標を設定し、毎日それに向かって成果を積み重ねる」という行動パターンが生まれます
- プロジェクトマネージャーや営業成績を追求する職種で、特に高いパフォーマンスを発揮する傾向があります
「共感性」と「親密性」がトップ5にある場合
- 人の気持ちを読み取り、深い信頼関係を構築する能力に優れています
- カウンセリング、コーチング、マネジメント職で相手の成長を支援する立場に向いています
資質の組み合わせから自分の「得意分野」を言語化する
このステップでの重要なタスクは、以下の質問に答えることです:
「自分の上位5資質の組み合わせによって、どんな場面で最も力が発揮されるか?」
例えば:
- 「新しい環境での問題解決」
- 「チームの士気を高める」
- 「複雑な業務を効率化する」
- 「人の可能性を引き出す」
こうして自分の強みを言語化することで、次のステップ(実際の活用)へ進むための土台ができあがります。
ステップ3:強みを「実装する」―具体的な行動と環境設定
強みの活かし方は「環境」と「役割」で決まる
診断結果を理解し、自分の強みの組み合わせも把握した。では、それをどう活かすのか?
ここが最も重要なステップです。強みを活かすということは、その強みが活躍できる環境や役割を自分で選び取り、設定することを意味します。
例えば、「アレンジ」と「規律性」が上位にある人は、複雑な状況を効率的に整理し、秩序をもたらす能力に優れています。この人が:
- ルーティンワークだけの職場にいれば、強みは眠ったままです
- 複雑な業務フローの改善が求められる環境なら、その強みは最大限に発揮されます
つまり、診断結果そのものより、「どんな環境に自分を置くか」の方が重要ということです。
3つの実装パターン
パターン1:現在の職場や役割の中で、強みを活かせるタスクを増やす
今の職場から転職は考えていないなら、現在の職務の中で、自分の強みが活躍できる部分を意識的に増やします。
例:
- 「着想」と「戦略性」が高い人は、会議で新規プロジェクトの企画立案に参加する機会を増やす
- 「成長促進」が高い人は、後輩育成や研修講師の機会を作る
パターン2:強みが活かせる新しい役割や部署への異動を検討する
現在の職場では強みを活かしきれないなら、配置転換や異動を上司に相談することも選択肢です。
例:
- 「社交性」「コミュニケーション」が高いのに事務作業ばかりなら、営業や企画職への転換
- 「学習欲」「収集心」が高いなら、知識を活かせるコンサルタント職や研究職へのシフト
パターン3:強みに基づいて、新しいプロジェクトや副業に挑戦する
本業の枠組みを変えるのが難しければ、副業やボランティア、サイドプロジェクトで強みを活かす道もあります。
例:
- 「コミュニケーション」「ポジティブ」が高い人は、オンラインコミュニティの運営やセミナー講師
- 「分析思考」「内省」が高い人は、ブログやnoteで思考整理の記事執筆
今月、今週のアクションプランを立てる
強みを実装するには、具体的で小さなアクションが不可欠です。
まずは以下のような小さな実行から始めてください:
今週中に実施すべきアクション:
- 自分の上位5資質と、それが現れている具体的な場面をリスト化する
- 現在の職務の中で、強みが活かせている場面と、眠っている場面を分類する
- 今月中に、強みをもっと活かせるタスク1つを自分から提案する、または実行する
例えば:
- 「目標志向」が高いなら、チーム内で進捗管理の仕組みを提案する
- 「個別化」が高いなら、メンバーの1人ひとりに合わせたフィードバック面談を実施する
- 「調和性」が高いなら、対立している部門間の話し合いの場をコーディネートする
1ヶ月後に評価する指標:
- その活動によって、自分がより充実感を感じたか?
- チーム内で何か小さな成果が生まれたか?
- その活動を繰り返したいと感じたか?
下位資質は「克服」ではなく「理解」する
ここで重要な補足です。ステップ3を進める中で、「下位資質を補強しなければ」と考える人がいますが、これは本来のストレングスファインダーの哲学と異なります。
ストレングスファインダーは、弱みそのものを強みに変えるのではなく、弱みは強みを使って管理するという考え方を取ります。
例えば、「計画性」にあたる「規律性」が低い人が、その資質を高めようとするのではなく、上位資質の「戦略性」や「着想」を使って、自分なりの計画立案プロセスを開発する。そのようなアプローチが有効です。
つまり、下位資質は「克服の対象」ではなく、「自分ではない部分を理解する」ための情報として活用すればよいのです。
まとめ:診断結果は「物語の始まり」に過ぎない
ストレングスファインダーの診断結果を受け取ることは、あなたの強みを知るための第一歩です。しかし、結果をもらっただけでは何も変わりません。
3つのステップを通じて、初めて診断結果が活きます:
- 理解する — 上位資質が自分の中でどう現れているかを腑に落とす
- 発見する — 複数資質の組み合わせから、本当の強みを言語化する
- 実装する — 強みが活躍できる環境や役割を自分で選び取り、小さなアクションを積み重ねる
多くの人は、ステップ1で満足して終わってしまいます。あるいは、結果を見て「へえ、そうなんだ」と眺めるだけで、実生活には何の変化ももたらしません。
ですが、あなたがこれから踏み出すステップ2・3こそが、診断結果を人生を変える力に変える道のりなのです。
今この瞬間から、小さなアクションを1つ選んで、実行してみてください。その行動が、あなたの強みを本当の意味で活かす、最初の一歩となります。
自分の強みを知った先に、本当の可能性がある。その扉を開く鍵は、今のあなたの手の中にあります。
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